解説 · 0〜6歳の保護者向け
幼児の画面時間、家庭でどう決める? 親子のメディア計画をつくろう

動画、ゲーム、家族との通話。画面を使う場面が増えると、毎回その場で終わりを決めるのは大変です。家庭の予定と、楽しみたいことを先に並べて、無理のない約束を考えてみましょう。
家庭に合う計画を考えるということ
米国小児科学会の保護者向けサイトは、家庭の生活や大切にしたいことに合うメディア計画をつくり、子どもと話し合うことを勧めています。ここから紹介する紙のメモや声かけは、その資料の転載ではなく、AIこども研究所が提案する家庭での進め方です。
画面の予定より、毎日の予定を先に書く
紙に、起きる時間、食事、園から帰る時間、外で遊ぶ時間、眠る準備を書きます。細かな時刻が決まらなければ「夕食の前」「着替えの後」でも十分。画面で埋める空き時間を探すのではなく、家族で残したい活動を先に見えるようにするメモです。休日と園のある日を別の欄にすると、同じ時刻にそろえる必要があるかも話せます。
使う理由を、一言で決める
「形探しを一緒にする」「祖父母に電話する」など、その日に使う理由を一つ書きます。大人の用事で待ってもらう日も、いつもと違う日として考えて構いません。終わったときに「今日はこれができたね」と言える単位なら、次々に別の内容へ移りにくくなります。まだやりたいことを言葉にしにくければ、ゲームの絵を二つ見せ、大人と指さしで選ぶ方法もあります。
場所と、一緒にいる人を決める
例えば「遊ぶのはリビングで、大人と一緒」「食卓には置かない」と、家の中で実行できる約束にします。離れて暮らす家族や、預かってくれる人にも同じ言葉で伝えましょう。大人の端末利用も話題にすると、子どもにだけ約束を課す形を避けられます。
時間と、遊びの区切りを組み合わせる
「時計の針がここまで」と「今の一回を終えたら」のように、時間と内容の両方で目安を伝えるのが本誌の提案です。始める前に終わりの画面も確かめておきます。年齢の目安や家庭の状況を確かめず、全員が同じ分数だけ遊んでよいと決めるものではありません。
次にすることを、二つ用意する
画面を置いた後に、積み木を続けるか、お話の主人公を紙に描くか。選択肢を二つ示すと、遊びの続きを自分で決める場面を作れます。家事などの都合で一緒にできない場合は、使える物を先に出しておきます。毎回うまく切り替わると約束する方法ではありません。
書いておくのは、四つだけでもよい
最初のメモは「いつ・どこで」「誰と」「何をして、どこで終えるか」「その後に何をするか」の四つで始められます。0〜1歳の家庭なら、保護者が案内を読み、子どもとは実物や声で遊ぶ予定に置き換えます。画面を使うこと自体を一日の目標にする必要はありません。家族全員の名前や詳しい行動記録を公開する必要はありません。自宅で見る紙に、短い言葉と絵で残すだけで使えます。
できなかった日も、計画を見直す材料に
予定を超えたら、叱る前に「始めた時刻が遅かった」「終わりが分からなかった」など、変えられる点を一つ探します。家族の予定が変われば、約束も調整できます。記録を点数表にせず、続けやすい内容かを大人同士でも確かめながら使ってみましょう。一度に約束を増やすと伝えにくいので、次に変えるのは一つにします。数日使ってから、大人の負担も含めて続けやすさを話してみてください。
よくある質問
家族全員で同じルールにする必要がありますか?
使う目的や生活が違うため、すべて同じである必要はありません。食事中の置き場所など、共有できる約束と個別の予定を分けて話してみましょう。
決めたとおりにできなかったら、計画は失敗ですか?
その日の予定や、区切りの分かりやすさを見直す材料にできます。できなかった理由を一つ確かめ、実行できる約束へ調整するのが本誌の提案です。
出典と確認日
- How to Make a Family Media Plan ↗American Academy of Pediatrics / HealthyChildren.org / 元情報:公開日記載なし / 確認:2026年10月20日
- おうちの方へ|AI子供ポータル ↗AIこども研究所 / 元情報:公開日記載なし / 確認:2026年10月20日




