こどもの「やってみたい」と、AIのこれから。
AIこども研究所

解説 · 3〜6歳の保護者向け

写真とAIの画像、どう話す? 親子で出所を確かめる手順

マジョックマとミカエルが、庭の木と空想の木の絵を見比べるイラスト
イラスト:AIこども研究所(キャラクターを使った生成画像)

本物らしい画像も、想像で作った絵も、同じ画面に並びます。親子の会話を「偽物当て」にせず、誰が何のために見せているかを確かめる時間にしてみましょう。

正体当てより説明を読む

「写真かな、絵かな」と考えたら、大人が画像の下の説明や記事本文を読みます。「生成画像」「イメージ」「撮影」といった表示があるか、誰の発表かを確認します。不自然な指や文字を探す方法だけで、すべてを正確に判別できるとは考えません。気になる箇所があっても、それだけでAI製と決めず、画像の出所をたどるきっかけにしましょう。

家庭の写真と自分の絵で比べる

練習には、家で撮った物の写真と、紙に描いた絵を使えます。写真は誰が撮り、絵は誰が描いたかが分かる題材です。「これは見たものを撮った」「こちらは想像して描いた」と、作り方を言葉にします。子どもの顔や友達の写真を外部サービスに渡す必要はありません。画面を使わず紙の写真と絵を並べても、同じ会話ができます。

写真にも選び方があると話す

写真でも、写す場所や角度、切り取る範囲は撮る人が選びます。「この外には何があるかな」と聞くと、写っている部分だけで分からないことを考えられます。これは写真が全部信用できないという話ではありません。画像が伝える内容と、そこからは分からない内容を分ける遊びです。正解を教えるより、分からない部分を一緒に見つけます。

発表元と元の場面を確かめる

驚く画像を見たら、共有された切り抜きだけでなく、元の投稿や公式発表を大人が開きます。作品紹介、商品のイメージ、出来事の報道など、使われ方を見ます。日付や場所の説明がない画像は、今の出来事の証拠として扱わず、分からない点を残します。親子の会話では「どこで見た画像?」「説明は何と書いてある?」の二つから始められます。

制作履歴は手がかりの一つ

C2PAは、画像などの作成や編集の履歴を示すContent Credentialsの仕組みを説明しています。履歴には制作に使った道具などが含まれる場合があり、確認の手がかりになります。ただし、履歴データがファイルから外れる場合もあります。表示が見当たらないことを写真の証明にせず、表示があることだけで記事の主張がすべて正しいとも判断しません。

自分の作品には作り方を添える

家族で作品を作ったら、「紙に描いた」「大人がAIで案を出した」「色は自分で選んだ」など、実際の手順を短く添えます。どこまでを誰が作ったかを一緒に言葉にする練習です。AIを使わない作品に使用したと書いたり、生成画像を現地の写真と説明したりしないようにします。公開する場合は、子どもの作品を載せること自体の意向も確かめましょう。

分からないまま止まってよい

確かめる材料が見つからなければ、「今はどちらか分からない」で終えてかまいません。子どもに画像の鑑定役を任せず、購入や外出の判断に関わる内容は大人が公式案内へ戻ります。創作として楽しむときは、何を想像したのかを話しましょう。画像を疑い続けるより、想像の作品と出来事を伝える画像で、確かめたいことが違うと伝えます。

よくある質問

不自然な指がなければ、本物の写真ですか?

見た目の特徴だけで完全に判断できるとは限りません。表示や元の発表を確認し、材料がなければ判別できないと考えます。

Content Credentialsがない画像はAI製ですか?

ないことだけでAI製とは判断しません。履歴データが外れる場合もあるため、説明や発表元など、ほかの情報も確かめます。

出典と確認日

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