こどもの「やってみたい」と、AIのこれから。
AIこども研究所

遊びの提案 · 2〜6歳の保護者向け

子どものアイデアを聞くには? AIに頼む前の7つの問いかけ

カバリッチが、雲のパン屋を描いたバブラの話を聞くイラスト
イラスト:AIこども研究所(キャラクターを使った生成画像)

AIに文章や絵の案を頼む前に、子どもの思いつきをひとつ拾ってみませんか。「何を作りたい?」に答えが出なくても大丈夫。指さしや身ぶりから始める、本誌提案の聞き方です。

見えているものから聞く

まずは紙に丸と四角を描いて、「どちらを使う?」と聞きます。自由に考える質問が難しければ、目の前の二つから選ぶところから。答えを急がせず、指を置く、紙を動かすといった反応も受け取ります。どちらも選ばなければ、大人がひとつ描いて見せて終えてもかまいません。毎回アイデアを出してもらう必要はありません。

場所をひとつ足す

丸を選んだら「これはどこにある?」と聞きます。空、おうち、水の中など、大人が候補を出す場合は二つほどに絞ります。「空の中におうち」という返事も、そのままメモ。現実に作れるかの確認は後にして、今は子どもが選んだ場所を一緒に描きます。大人の好きな題材に誘導していないかも振り返ってみましょう。

動きや音に変えて聞く

次は「どんなふうに動く?」「どんな音がする?」です。言葉にせず、手をふわっと動かしたり、ぶーんと声を出したりしてもよいでしょう。大人は「速く飛ぶんだね」と勝手にまとめる前に、「こういう感じ?」とまねて確認します。静かに止まっている作品も立派な案です。動くものに変えさせる必要はありません。

一緒にいる相手を選ぶ

「誰と一緒にいる?」と聞いて、キャラクターや架空の動物を選びます。たとえば、こっぺんと雲の料理屋さんを作る、といった組み合わせです。実在する友達の名前や写真をAIへ渡す必要はありません。家族だけで話す内容と、外部サービスに入力する内容を分け、入力は保護者が利用条件を確認して行います。

変えたいところを聞く

一枚描けたら「ここを変えるなら、どこ?」と聞きます。作品全体の良し悪しではなく、屋根、色、乗り物など一部分を選ぶ問いです。「このままがいい」も答えに含めます。AIが出した案を見せる場合も、選んだ案を完成形と決めず、子どもが残したいところと変えたいところを先に聞いてみましょう。

理由は話したいときだけ

「どうしてそれにしたの?」に答えがなくても、説明の練習に変えなくてかまいません。「どこが好き?」「見せてくれる?」と聞き直す方法もあります。UNICEFのAI指針は、子どもの権利や包摂を重視する政策・システム向けの資料です。ここでの問いかけは、その視点を参考に本誌が考えた家庭の遊びで、同機関の推奨手順ではありません。

終わり方も子どもと選ぶ

最後の問いは「今日はここまでにする?」「続きを紙に描く?」です。答えた内容を大人が一行で残すと、次回の出発点になります。記録するのは作品の名前や変更した部分だけでも十分。会話を全部録音する必要はありません。話すのに飽きた様子なら質問を重ねず、選んだ一案を眺めて終わりにしましょう。

よくある質問

質問に答えてくれないときは?

選択肢を二つ見せる、身ぶりをまねる、大人が一案を描く方法があります。答えを求めず、その日は眺めるだけで終えてもかまいません。

AIに聞けばアイデアは増えますか?

案が出ることと、子どもが自分の案を選ぶことは別です。まず本人の選択を聞き、AIを使う場合も大人が案を用意する補助として扱います。

出典と確認日

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